クラウドメールサービス

クラウドメールサービスとして、Microsoft Office 365 Educationを採用しています。

Microsoft Office 365 for Education

Microsoft Office 365 for Educationとは、2012年6月のサービス開始以降、グローカル企業(グローバル企業&ローカル企業)で採用が増えているビジネス向けMicrosoft Office 365(メール・情報共有・電子会議など)を教育機関向けに提供しているクラウドサービスです。

学内認証基盤と連携

従来のLDAPやActive Directory及びRadiusをはじめとする学内の認証基盤に加えて、Windows認証とクラウドを連携するADFSにより、学内で管理する個人ユーザーID・パスワードを用いた認証にて、Microsoft Office 365 for Education及び本学が提供する様々なネットワークサービスのスムーズな利用を実現しています。

ノンストップメールサービスを実現するハイブリッド認証基盤

学外のデータセンターに学内と同じセキュリティポリシーで運用できるFITプライベートクラウドを構築しています。FITプライベートクラウドと学内の双方に認証システムを配置するハイブリッド認証基盤を構築し、学内システムが停止しても、クラウドメールサービスとの認証連携は停止することなく運用が継続できます。

Microsoft Office 365 for Education 採用の背景

本学が運営する学生用メールサービスは、学生の学修・学生生活・課外活動において、重要なコミュニケーションサービスとして、学内にシステムを設置し運用を行ってきました。その中、多様化する高度情報化社会のコミュニケーションにおいては、Windows、MacOSをはじめとするパソコンはもとより、iOS(iPhone, iPad)やAndroidを搭載した各種スマートデバイスの活用が急速に拡大しています。
一方、本学学生用メールサービスもこれら新たなデバイス対応のための機能改善を行ってきましたが新たなテクノロジーに追従する事は容易ではありません。また、ひとり当たりの十分なメールボックス容量の確保とセキュリティ対策を万全に維持し続ける事は、運用コストや管理面からも大変困難と言えます。
以上を踏まえ、情報基盤センターが管轄する「教育系基盤システム」のリニューアル計画を機に、学生用メールサービス自体の抜本的な見直しを検討しました。その結果、進化の継続、大容量メールボックス、万全のセキュリティを踏まえ、ビジネスレベルのクラウド型メールサービスの提供を行う事と結論付けました。
また、複数あるクラウド型メールサービスの中から、先進性と拡張性、様々な認証システムとの親和性、グローカル(グローバル企業&ローカル企業)におけるポジション、国内法令の適用など、多角的な視点で検討した結果、Microsoft Office 365 for Educationが最良であると判断し、採用いたしました。
本学の採用事例は、日本マイクロソフトでも公表されています。
さらに、本実績を踏まえ、教職員向け電子メールサービスについてもOffice 365 for Educationに移行(平成28年3月)しました。